Web3.0企業投資家、加藤佑耶のブログ

コンプライアンスとテクノロジー

貸借対照表

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貸借対照表とは、ある時点における企業の資産状況を示す書類です。決算に際して作成する財務諸表(いわゆる決算書と呼ばれるもの)のひとつで、企業の保有資産と負債、純資産が表形式で示されています。
企業は、税務署、株主、取引先、金融機関などに収支や資産状況の報告をするために、決算報告書を作成し、開示する義務があるため、決算にあたっては、貸借対照表をはじめとした財務諸表を作成する必要があり、その中でも特に重要性の高い書類を「財務三表」と呼びます。

財務三表とは、「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の3つです。このうち、貸借対照表損益計算書は、企業が決算時に作成しなければいけない書類で、キャッシュフロー計算書は上場企業にのみ作成が義務づけられています。

貸借対照表
貸借対照表は、ある特定のタイミング(決算日)の企業の資産・負債・純資産の金額と内訳を示す表のこと。企業の資金調達方法や財政状況がわかります。

損益計算書
損益計算書は、ある一定期間(決算期)の企業の利益と支出を示す表のこと。該当の期の利益の生み出し方や額がわかります。

キャッシュフロー計算書
キャッシュフロー計算書は、ある一定期間(決算期)の企業の現金の動きを示す表のこと。どのような理由で、いくら現金が動いたのかがわかります。

 

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トークンとは

 

トークンは活用方法に応じて、さまざまな種類に分かれます。
それぞれの特徴について解説します。
セキュリティトーク
セキュリティトークンは「トークン化されたデジタル有価証券」です。

 

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トークン化するためにはブロックチェーンの技術を利用するため、イメージとしては有価証券の性質を有しているトークンと理解するといいでしょう。

セキュリティトークンは一部の金融機関でも利用されており、実際に野村総研がデジタル債やデジタルアセット債を発行しています。

セキュリティトークンを利用するメリットは、コストの問題で社債発行ができなかった企業が社債を発行しやすくなったり、STO(セキュリティトークンオファリング)という
方法で、資金調達が容易になったりすることです。

さらに、スマートコントラクトを利用して決済を自動化でき、取引コストが低下することで小口証券化が行いやすくなります。そのため、個人投資家機関投資家と同様の金融商品が提供できるというメリットもあります。
ユーティリティトーク
ユーティリティトークンとは、ゲーム内や特定のサービス・コミュニティに対して利用できるトークンです。

たとえば、ゲーム内のアイテムを購入する、コミュニティの利用者に対してインセンティブを付与する、コミュニティ内で投票を行うための権利を付与するなど、さまざまな場面で利用されることが多いです。

また、保有期間や保有量によって報酬が付与されるユーティリティトークンもあります。
ガバナンストーク
ガバナンストークンは、あるコミュニティや組織内で行使することができる一定の権利を有したトークンです。

たとえば、管理者がいない非中央集権型のDAOでは、ガバナンストークンを保有している投資家が議決権を持ったり、運営を行ったりしています。

また、議決権の他にも「取引手数料が一部還元される」といった機能を持たせることができるのもガバナンストークンの特徴です。
NFT(非代替性トークン)
NFTとは「Non Fungible Token」の略で、代替不可能なトークンを指しています。

これまで、デジタルデータやデジタルアート作品に関しては、複製が容易にできることから価値を持たせることが難しいとされてきました。

しかし、NFTにデジタルデータを紐付けてトークンを発行することによって、デジタルデータが本物かどうかを判別することができるようになったのです。

DeFiトーク
DeFiとは分散型金融の略で、金融機関を介さずに無人で金融取引を行う仕組みであり、ブロックチェーン上に構築された分散型金融システムを指します。

中央管理者である銀行のような取引を管理・監督する機関がないため、低コストで取引できます。また、DeFiブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組み「スマートコントラクト」上の金融サービスであるため、取引所がない国の方も仮想通貨(暗号通貨)の売買が可能になります。
ステーブルコイン
ステーブルコインは、安定した価格を実現するために作られたトークンです。

仮想通貨の値動きが激しいことから、資産価値を安定させるため、仮想通貨市場における現金のような資産性のあるトークンが必要でした。そこで発行されたのがステーブルコインです。
法定通貨担保型
法定通貨担保型」は日本円や米ドルといった法定通貨との交換比率を1:1に調整しているステーブルコインです。

法定通貨担保型は、発行元が発行したい数量のステーブルコインと同量の法定通貨保有することで信頼性を担保しています。
仮想通貨担保型
「仮想通貨担保型」は、他の仮想通貨を担保にステーブルコインを発行しています。

ステーブルコインの信用は他の仮想通貨の価値に左右されてしまうといった特徴があります。
無担保型
「無担保型」のステーブルコインは、ステーブルコインを担保する裏付け資産がなく、需給を調整して、法定通貨の価値の変動と同様にするステーブルコインです。
ファントーク
「ファントークン」は、アーティストやその作品、スポーツチームなどを応援する目的で用いられ、ガバナンスへの投票券や特典などが受けられるトークンをいいます。

ファントークンをファンが保有することによって、ブランドやチームの運営に主体的に参加することができるようになり、ファントークンの権利として、優待や割引などが受けられるメリットがあります。

ブランドやチームにとっては、ファンとの結びつきを強化するとともに、収益面の改善にもつなげることができます。

高級ブランドやプロスポーツなどの分野で利用が活発化しています。
アセットトーク
アセットトークンとは、実物資産の価値に連動したトークンです。

コモディティや不動産、そしてステーブルコインも法定通貨の価値に連動したトークンであるため、アセットトークンの一つとなるでしょう。

セキュリティトークンも有価証券に連動したトークンであることから、アセットトークンの一つと言えます。

一例として、ベネズエラが発行した原油の価値を裏付け資産として発行したPetro(ペトロ)というトークンがあります。

また、ポイントカードも同様にアセットトークンであり、実物資産をトークンにしたものはすべてアセットトークンのくくりということになります。

Blockchainテクノロジー

ブロックチェーンは、データを安全に管理するための技術です。イメージとしては、大切な情報をたくさんの人が一緒に守る魔法の本のようなものです。
 
通常、大切な情報は一箇所に保存されますが、ブロックチェーンでは情報をたくさんの場所に分散して保存します。これによって、情報を守ることができます。
 
たとえば、友達と一緒に宝物の地図を持っているとします。もし一人が地図をなくしても、他の友達が持っている地図で宝物を探すことができます。それがブロックチェーンの分散型台帳です。
 
ブロックチェーンでは、情報をブロックという単位でまとめて保存します。たくさんの人がそのブロックに情報を追加し、承認したらチェーンのようにつなげていきます。一つのブロックには、たくさんの情報が入っていて、それが続いていくことで全体の情報が分かるようになります。
 
ブロックチェーンは、データの改ざんを防ぎます。ブロックチェーンに情報を追加するためには、たくさんの人が承認する必要があります。一人が間違った情報を入れようとしても、他の人が正しい情報を持っているので、それが分かります。だから、情報を正確に保つことができるのです。
 
ブロックチェーンは、仮想通貨のビットコインで使われていることが有名です。ビットコインでは、お金のやりとりの情報をブロックチェーンで管理しています。だから、ビットコインは安全に使うことができます。

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また、ブロックチェーンは仮想通貨以外にも、いろいろな分野で活用されています。たとえば、商品の流通経路を追跡するために使われたり、契約を自動的に守るために使われたりします。

 

ブロックチェーンは、情報を安全に管理するための技術です。たくさんの人が協力してデータを守り、改ざんを防ぎます。これからもっと広がっていくことでしょう

 

 

自己紹介

Web3.0のユニコーン企業に投資しています。


働きたい企業があるので金融コンプライアンスの資格の勉強をしています。


日本工学院出身〜光通信アリコジャパンの代理店、音楽講師、セブ島で留学エージェント、起業、外資系企業の広報、マーケティング、営業などやっていました。


現在結婚してません!(結婚したい!恋人もいません!)


近い将来は郊外に一軒家を建ててのんびり暮らしたいなと思っています♪